地域産業の未来創世委員会

委員長 中野 公介

おおすみ地域は日本の平均より10年早く少子高齢化が始まり、地域産業の分野では生産人口の減少や担い手不足、地域内におけるマーケットの縮小が問題となっています。これらの課題を解決する取組として鹿屋市は、先端技術を活かした「スマート農業」を推し進める方針を昨年度策定し、鹿屋青年会議所でも先端技術啓蒙・推進の運動に取組んできましたが、今後未来予測の難しい中で持続可能な社会を見通し、さらなる取組が必要です。

まずは、地域企業が先端技術を導入する必要性を強く感じてもらうために、昨年の鹿屋青年会議所の活動をベースとした上で、フィールドワークを実施し、具体的な地域課題や産業分野の問題を抽出・整理・分析し、先進的な発想を用いて解決策を導き、導入を希望する企業と組み合わせ実装し、結果を新たなモデルケースとして、これまでの経緯を公表することで、各地域やそれぞれの産業において現実的な導入への評価をいただき、第二のビジネスモデル創出への布石とします。そして、地域課題や産業の問題を多角的視点で解決を図るために、専門研究機関や熱意溢れる企業、加えて地方自治体と相互に利益となる永続的関係を構築することで、地域が明るい豊かな社会の実現へ向けて踏み出す第一歩とします。さらに、地域の未来を想う仲間と持続可能な運動を展開していくために、会員一人ひとりが青年会議所の魅力や存在意義を理解し、当事者意識を持ち率先して行動することに加えて、経験豊富な先輩方の知識と人脈を活用した会員拡大運動を展開することで、力強い取組をともに遂行できる同志を増やし、輝かしいまちの未来を創る原動力とします。

先進的な発想を用いた、ビジネスモデルの創出を実現したおおすみの地は、地域企業が持続可能な社会を体現する先端地となり、地域と企業が相互に輝かしい発展をとげ、おおすみに暮らす人々は活き活きと希望に満ち溢れ、世代を超えて夢をつなぎ、明日を動かす。

事業計画

1.先進的な発想を生かした実装モデルの創出・検証

2.効果を高めるパートナーシップの創出

3.会員拡大の実践